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なぜ相談をすると失望するのか?

相談をして失望をした経験はありませんか?

 

「〇〇について相談があるのですが・・・」

という方の話を聴いていて感じることがあります。

 

 

それは

表向き(言葉)は解決策を手に入れようとしている

けど

実際のところ(気持ち)はただ聴いてほしい

ということ。

 

 

もっと単純化すれば

言葉では「手に入れたい」と言いつつ

心では「出したい」と思っている

そんな状況なのですね。

 

 

そのような状況で

言葉を信じてしまうと

相談された人は自分の知識を使って

相談をしてきた人に貢献しようとします。

 

 

結果、相談をしている人は

本来の自分のニーズが満たされないから

「失望」してしまう。

 

 

相談をしている人にとっても、

相談をされている人にとっても、

お互い不幸な状況なのですね。

 

 

この状況が

相談をして失望してしまうメカニズムの一つです。

 

 

ちなみに、この状況をみて

相談をする人の言葉が不適切なのでは?

と判断するのは正しくありません。

 

 

なぜなら、

相談する人も、自分の本来のニーズ(欲求)が

ただ聴いてほしい(出したい)ということであることに

気づいていないことがほとんどですから。

 

 

つまり、本気で「手に入れれば解決できる」

と思っているのですね。

 

 

だからこそ、

「しっかり聴く」ことが大切なのですね。

 

 

また失望するから相談するのは躊躇してしまう。

もしそういう人がいたら、

ぜひ「しっかり聴く姿勢の人」に相談を持ちかけてみてください。