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「受け止める」という選択肢

いきなりですが質問です。

 

 

あなたは友人のAさんと話をしています。

普通の雑談でしたが、

話の中で、Aさんがあなたに

 

「真っ赤な服が似合うと思うよ。

 今度会う時は着てきてよ。」

と言いました。

 

 

あなたにとって赤は嫌いな色。

よりによって、嫌いな色を薦められました。

 

 

さて、その時あなたは

どのような対応をしますか?

ちょっと考えてみてください。

 

 

・・・

 

 

・・・

 

 

もちろん、どの対応が良いとか悪いという

ことではありません。

 

 

ただ、この時

「赤の服を着るか着ないか」

「Aさんの言葉に同意するか同意しないか」

といった二者択一の考えが浮かんだら

 

 

一つお伝えしたいこと

ヒントになるかもしれないことがあります。

 

 

それは

「受け止める」という考え方です。

 

 

着るか・着ないか

同意するか・同意しないか

というのは、別の言い方をすれば

 

 

Aさんの提案を受け入れるかどうか?

ということになります。

 

 

実は、この「受け入れる」というのが

日常であなたを苦しめている

一つの原因・理由でもあるのですね。

 

 

受け入れてしまったら、

今の自分が変わってしまう。

 

 

人(特に脳)は変化を嫌うので

変わること=受け入れることに

かなりの抵抗感があります。

 

 

結果、変わらない=受け入れない

という選択をするのですね。

 

 

しかし、

変わりたいという想いを

持っているのも事実。

 

 

では、どうするか?

そこで出てくるのが

「受け止める」という選択肢です。

 

 

やることは簡単。

「あなたはそのように思っているのね」

と思うだけ。

 

 

提案に対して、肯定も否定もしない。

ただ、相手の想いを聞く(聴く)。

 

 

一度受け止めたら、

あとは自分の判断。

 

 

納得いくまで考えるもよし、

提案通り実践するもよし、

提案を拒否するもよし、

 

 

とにかく

「あなたが決めればよい」のですね。

 

 

このことは、言葉に限った話ではありません。

モノでも同じですね。

とりあえず受け取っておくということです。

 

 

「受け止める」という

第三の選択肢を持つこと。

 

 

この選択肢をもつことで

二者択一の苦しさから

解放されますよ。